新興国に資金流入中(1兆円超え)
日経新聞(2019/2/22)によると、アジアを中心とする新興国に投資資金が戻り始めているようです。
戻り始めたのは年明け(2019年)からで、特に中国株の買いが顕著です。
年初からの買いが約1兆6千億円に達しており、2018年を大幅に上回るペースとのこと。
また、中国だけでなく、新興国全体に資金が向かっており、新興国向け上場投資信託の購入額は、2か月で約1兆8千億円にのぼるそうです。
日経新聞(2019/2/22より)
何で株価が上がっているの?
数字が大きすぎてピンときませんが(+_+)、どうやら新興国への投資熱が盛り上がってきている、という雰囲気です。
昨年末、中国の株式市場は暴落しましたよね?ですが、ここにきて資金が入ってきており、株価も上がってきている、ということになります。
不思議ですよね?
米中貿易摩擦はまだ解決していませんし、以前記事にも書きましたが、徐々にその影響が出てきています。
中国はもちろん、中国と(半導体などの)取引のある海外企業の業績も落ちてきています。
なぜ、まだ不調で、回復の兆しがないのに投資されるのでしょうか。おりあーにはよくわかりません。
考えられるとすれば、昨年末の下落の幅が大きすぎたので、現在お買い得になってる側面があるのかもしれません。
個人的に思うのですが(前も書いたかな)、中国の潜在的な経済力ってすごいと思うのです。とにかく人口が多いので、内需が大きいですよね。世界の工場であって、世界の消費の根源でもあるわけです。でかい地産地消。
確かに技術(ITとか)、商品のブランド力なんかはもちろんアメリカがすごいです。でも、模倣しているうちに追いついてきている印象も受けます。〇ッキーはダメだけど。
だから、こういう考えをもった投資家が中国に投資しているんだろうなあ、って思います。
特に、FRBが利上げの停止を表明しましたので、
海外投資家「米国債買ってもうまみがないなあ…。よっしゃ、ちょっとリスクはあるけど、新興国に投資しよ!」
という流れもあるのかもしれませんね。
ただし、期待しすぎはどうかな?
じゃあおりあーは中国(もとい新興国)に多めに投資するのか?と聞かれると微妙なところです。
結局、資金が流入してるかどうかで値動きが決まってるようなイメージなんですよね(日本の株式市場もそうですけど)。きちんと株主に利益が還元されるかどうか、という指標では売買されてないような気がします。
だから、新興国への投資は、長期投資には向いていないという意見も多いです。
http://growrichslowly.net/questions-from-engineer/
参考サイト:「Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!」様
中国は、長期的にまだまだ成長する国だとおりあーは思っていますが、「投資するとリターンが返ってくるかどうか」は別の問題です。
でも、長い目でみれば中国がものすごい高度に経済成長する可能性もありますし、世界の覇権を握る日がくるかもしれません。その時に全く投資していないのもちょっと悔しいです。
Slimオールカントリーには3.6%くらい中国が入ってるはずなので、それくらいがちょうどいいのかな、と思うようにしています。