個人投資家はますます不利に?(短期売買の話)
日経ヴェリタス(2019/1/20発行)の記事に、機械取引の発達についての記事がありました。
(乗っ取られた市場 株価は誰が決めるのか)
発達・拡大する機会取引(AI)
ものすごく簡単に記事を要約すると、
投資先の選定や実際の注文まで行う機械取引が拡大している。
とある機械取引の動きに、別の機械取引取引の動きが反応し、値動きが増幅する傾向にある。
その流れは株価の変動幅を大きくしている。
ということだと思います。
記事の中の例をあげます。
機械取引の中にも様々なタイプがあり、「イベント・ドリブン」という
要人の発言や経済指標に反応させるものがいます。
4日の米国株式市場で、FRB議長の発言を受けて、この機械取引勢が売買を加速させたのですが、今度は値動きそのものに反応する「モメンタム」という機械会取引勢も買いに加わり、米ダウ工業株30種平均の上げ幅は一時800ドルを超えてしまった、とのことです。
なんかよくわからないのですが(笑)、機械取引が機会取引を呼び、人間がついていけないようなスピードで、株価が急騰・急落してしまうのですね。
個人投資家はますます不利に?
チャートの形から値動きを読む、テクニカル分析とかってありますよね?
あれは人の心理とか性格が絡むことが多い市場だから通用した部分が大きいと思います(「心理的な節目」とかってよく言いますね)。
ですが、前述の機械取引ではそんなの関係ない株価の動きを形成しますから、従来のテクニカル分析は通用しなくなってきます。
そのため、大手機関のプロトレーダーですら苦戦を強いられているようです。
プロでも苦戦するくらいなので、情報や設備が制限される個人投資家にとってはもっと厳しくなると思います。
では短期で儲けたい人はどうすればいいのでしょうか?
おりあーは儲けたことがないのであれですが(笑)、AIを使った資産運用サービスを利用するとか、アクティブファンドを利用するとか…。こんなところでしょうか。
やはり、手数料は犠牲にしないといけません。
しかし、AIにしてもプロに頼るにしても、損をする可能性はありますので、おりあーは手数料が低い投資信託に長期投資する、という方が好きです。
大きな変動にも動じてはいけない
この記事は長期投資家を目指す私にとっても勉強になりました。
アップルショックのような、ものすごく株価が下落した場面でも、
「え、AIが過剰反応しているだけだし…!!(-_-;)」
という心の整理ができることです。
結局、変動幅が大きいだけなので、戻る時は逆に大きく戻りますよね。
もちろん、景気後退が起こった時はわからないですけどね(;'∀')
投資は自己責任でお願いします。AIってすごいね!
この牡蠣は食べても大丈夫か判定するAIを開発してほしい。