おりあーのニンマリ投資ブログ

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資格は役に立ちのか?

「○○の資格を取得すればじゃんじゃん仕事が入ってきます!就職にも断然有利!」

 

こんな夢と希望に満ち溢れた広告を出すのはたいてい資格の予備校、教材の販売会社でしょう。

 

今朝の新聞(地元紙)の記事によれば、全国13弁護士会が、司法試験合格者の減員を求める共同声明を発表したそうです。

 

なんでもその理由は、弁護士が年々増えているために新人弁護士の就職難が深刻化しているためだとか。

 

せっかく頑張って司法試験に合格して、研修受けて弁護士になったのに、受け口が無いなんて、悲惨ですね。さすがにいきなりじゃ事務所も開業できないでしょうし…。

 

新人弁護士を理由にしていますが、いま現在弁護士として活動している人たちも競争相手が増えてきたので、商売が過酷になっていることも背景にあるのかもしれません。

 

競争相手は弁護士だけじゃないでしょうね。行政書士や司法書士も増加しているはずですし、法律家ですから仕事を一部奪われているでしょう。また、ネットで調べればたいていのことはわかってしまいます。 もちろん、裁判で誰かと争う等の場合は弁護士の先生が必要になりますが、ちょっとした法律の相談なんかの需要は低くなっているのかもしれません。1時間で5千円とかしますからね、相談料。

 

「弁護士」ですらこの状況ですから、「資格さえ取れば安泰」という時代はとっくに終わっていると考えるべきでしょう。さらに、たいていの仕事はAIに奪われてしまうと言われています。

 

はたして資格を苦労して取得する意味はないのでしょうか?

 

資格にもいろいろあるよね

  

一口に資格といってもいろいろあります。おりあーが考える分類ですが、

 

①それがないと特定の業務ができない免許的な資格

②特定の能力を証明する資格

③趣味に近い資格

 

 

の3つがあると思います。

 

①は免許的な資格です。

 

「資格がある(ない)」という本来の意味の「資格」ですね。運転免許とか。

 

医師免許を持っていない人が手術できるような世の中だったら大変です。ヤミ手術が横行してしまいます。そうそうブラックジャック先生みたいな人はいないでしょう。

 

「電気主任技術者」の資格がないと、電気工事ができません。無資格が電気工事してもいいとなると、感電事故が多発してしまいます。

 

良い子のみんなはやっちゃいかんでんー!(小声)

 

ちなみにおりあーは更新していないのですが、宅建の免許を持っています。これを持っていないと不動産の売買や賃貸の仲介の時に契約に関する大事なことの説明(重要事項の説明)ができません(確か)

 

ちなみになんで更新してないのかって?コミュ障だから不動産の営業ができないんだよ…(涙

 

②は能力を証明する資格ですね。

 

その資格が無くても業務はできるけど、持ってると勉強したんだよ、能力があるんだよ、という証明になります。

 

社会的な信用にかかわってきますね。持ってると、(会社によるけど)就職に有利だったりします。

 

おりあーは簿記2級を持っています(ただし連結会計や税効果会計が範囲じゃない時代)。

 

これも別に持ってないと何かの仕事ができないわけじゃないです。

 

あとは、結局取得に至りませんでしたが、ビジネス実務法務検定(だったかな?)とか、ワード・エクセルの資格、ITパスポート、cadの資格などは一時期取りたいなあと思ってました。ITパスポートはこれからの時代、価値があるかもしれません。

 

③は趣味に近い資格ですね。芸能人とかがよくCMでやってる何の役にもたたない趣味に近い資格です。講習を受講するだけで取れたり、やたら受験料が高いけど合格しやすいケースも多いですね。

 

大切なのは何のために取得するか

  

結局これに尽きると思います。

 

「資格を取れば安泰」の時代が終わったのですから、「安泰のために資格を取る」というのはナンセンスです。一歩踏みこんで、何をしたいのか、何を目指したいのかを考えて、そこに資格が必要ならば取るべきでしょう。

  

おりあーは宅建は会社に言われて取得しましたが、簿記は会計の知識をつけたくて取りました。会計が分かれば会社のお金の動きが分かって、今自分が何をやっているのかが俯瞰できるかも、とか考えたわけです。正直俯瞰できるようにはならなかったですが(笑)、決算書類の項目の意味がなんとなくわかるようになったので、それは良かったと思います(ただし投資には活かせていない)

 

今もコツコツと勉強中ですが、さらに知識をつけたいことと、転職も見据えてです。おりあーは経理か、会計事務所などで働きたいと考えていますが、実績がありません。

 

上記②の資格の場合、「実績>資格」なのは当然ですから、本来はすぐにでも実績を積むべきです。でも、実績がないから転職先もあまりないというジレンマ(涙

 

でもこういう時、何もないよりは②の資格でもあった方が、少なくとも熱意ややる気は伝わりますよね。資格の勉強を通じて、ある程度整理された理論が頭に入っていれば、仕事も覚えやすいはずです。

 

こういう意味でも資格を取る意味はあると思います。ただしそれには目的が備わっていての話です。

 

宅建だって、おりあーには何の意味も安泰ももたらさなかったわけですが、もし「家売るオトコになりたい」という目標があればバリバリの営業マンになってお客さんや取引先をたくさん作ることもできたかもしれません。その時に信用の意味でも宅建が必要になったでしょうし、結果的にその信用で得た人脈が仕事につながり、安泰をもたらすでしょうね。

 

③の資格だって、目的があれば意味が生まれると思います。芸人が食べ物の資格をとってそれに関連した仕事を取ったり、一般の人だって話題作りのためや自己研鑽のために取ったり…。そう考えれば役に立ちますね!

 

要は、「資格」のために資格を取ろうとしちゃ、ダメだよね、って話でした。

 

 

 

ちなみに簿記3・2級は「パブロフ流」で理解して過去問を解きまくるのがオススメです。

 

 


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